no title

どうにも昨年から生活リズムがよろしくない。なぜだろうかと理由を考えていたのだけれど、おそらく日本時間で生活していないからなのではないかという気になってきた。海外の時間で生活していてさあ、なんて気取った格好いい感じでもないのだけれど、海外の時間で生活しているのは確か。夜勤のある仕事だとか、お天道様に同期しない生活をしている人たちはどのように対策を立てているのだろう。先日睡眠に関する本を読んだら、日光をうまく活用するためにサングラスをしたり太陽の光と同程度の明るさの光を照射したりして生活リズムを整えたりするらしい。仕事や労働の本を読んでいたら、ほんの数十年前までは現代人ほど働いてはいなかったらしい。どこまでが本当なのか分からないけれど、いつの世に生まれても人間というのは大変なのだな、自分も含めてみんな偉いなあと感心せざるを得ない。ご苦労なことである。

季節はいよいよ春めいてきた。夜はまだ若干寒いけれど、日中陽射しのある場所はとても暖かい。花粉が飛んでいるようで、鼻はむずむずするし、くしゃみも度々。あと少ししたら桜が咲いて鶯が鳴き始めるのだろうか。誕生日が来て、また一つ歳を重ねて。

このところ、少しだけ映画をたくさん見ている。そうはいっても大学生のときのように無闇にたくさん見ることは出来ないのだけれど、好きなように気儘に見ている。最近は『苦役列車』『酔いどれ詩人になるまえに』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『ザ・マスター』『地獄でなぜ悪い』を見た。『苦役列車』『酔いどれ詩人になるまえに』を見て自分は到底彼らのような文学的な生き方はできないなあと自らの平凡な生き方を省みて(同時にそれでいいやと肯定して)、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』を見て自分は石油王にはなれそうにないなあと夢を諦め(そもそも石油王になるつもりはなかったことを思い出して)、『ザ・マスター』を見てフィリップシーモアホフマンを勝手に追悼し、『地獄でなぜ悪い』を見て自分はこんなに悪ふざけはできない割と真面目な人間ですから不器用ですからと高倉健になった。

とりあえず明日の朝7時締め切りのタスクが終わるまで眠れないけれど、まあ明日もがんばってみよう。今年は前向きなのである。前を向くくらいしか出来ることはないのである。