ジョゼと虎と魚たち / 犬童一心

ジョゼと虎と魚たち(通常版) [DVD]

ジョゼと虎と魚たち(通常版) [DVD]

あらすじ

大学生の恒夫は、乳母車に乗って祖母と散歩するのが日課の自称・ジョゼこと、くみ子と知り合う。くみ子は足が悪いというハンディキャップを背負っていたが、自分の世界を持つユーモラスで知的な女の子だった。そんな彼女に恒夫はどんどん引かれていき、くみ子も心を許すが、ふたりの関係は永遠ではなかった。 amazonより

何を隠そう僕の叔母は身障者。

叔父も。

でも、うちの婆ちゃんはこの映画に出てくる婆ちゃんみたいに「この子は壊れ物だ」みたいな態度をとっているのを見たことはないな。

僕も別に叔父や叔母が身障者であることを気にしたことはないし。

やっぱ、障害ってのは、社会に存在してるんじゃなくて、社会が作り上げてるような気がする。

社会に生きている人々が。

ジョゼの「自由」に憧れる姿が非常に印象的だ。

僕は「障害は社会によってつくられてる」って簡単に言うけど、本当はそんな一言で済まされるものではないんだろうな。

それが、この映画が語っていることである気がする。

これを見ると、なんとなくベタな「恋」をしてみたくなる映画だ。