死ぬまでにしたい10のこと / イサベル・コイシェット , ペドロ・アルモドバル
- 出版社/メーカー: 松竹
- 発売日: 2004/04/24
- メディア: DVD
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あらすじ。
23歳という若さで、がんで余命2か月と宣告されたアン。彼女はやり残したことをノートに10コ、書き留める。オシャレのこと、ふたりの娘のこと、そして夫以外の男と付き合ってみること…。リストを作ったときから、アンの平凡だった人生がイキイキと動きだした。
死を目前にしながらも、その事実を誰にも明かさず、リストを作って実行していくことで、死の恐怖を回避し、幸せで甘い幕切れを求めるアン。自分の不運な運命を知っても、決して動揺せずに、残り少ない人生を最上のものにしようとするヒロインの強さが感動的。この役をほぼスッピンの自然体で演じたのはサラ・ポーリー。彼女が好演があったからこそ、アンという女性の短い人生は美しくスクリーンに息づいたといっても過言ではない。難を言えば、愛人になる男性(マーク・ラファロ)が魅力薄だったこと。夫役のスコット・スピードマンの方が華があり、逆のキャスティングだったら、感動も倍増したかも。とはいえ、死に向かっていく女性の人生を実に丁寧につづったイザベル・コヘット監督(&脚本)の手腕は見事。ペドロ・アルモドバルが彼女の才能に魅了され、製作を買って出たのも納得の映画である。(斎藤 香)
深夜にやってたんでついつい見てしまった。
たまたまテレビつけてて。
以外にも結構良かった。
まず、映像が非常に美しい。
ゴダールの映画のごとくカラフルで、かつ淡い。
内容も結構良くて、死に直面して自分に正直に生きるとこなんて非常に共感できる。
愛されたいんだよね、誰だって。
主人公の父親がいっていた台詞が印象的でした。
「たとえ自分がその人を愛していたとしても相手が愛されたいように愛しているのとは違うんだ」
うーん、そうなんだよな。
まさに愛の不可能性を告げる服役中の父なのでした。
非常に深い映画。
アルモドバルは今度は男を撮ってほしいな。*1
*1:別にアルモドバルが撮ったわけじゃないみたい