ストレンジャー・ザン・パラダイス / ジム・ジャームッシュ

boy-smith2006-10-26


あらすじ。

現在も第1線で活躍する個性派監督、ジム・ジャームッシュ。その人気を決定づけた、84年の出世作である。
ストリートミュージシャンである従兄弟のウィリーを頼り、単身ハンガリーからニューヨークへやって来た少女、エヴァ。ウィリーの悪友エディとともに、見知らぬ都会で3人の若者たちの奇妙な共同生活が始まった…。
スタイリッシュかつ独特のユーモア感覚にあふれた映像と音楽は、各方面に新鮮な衝撃を与えた。80年代後半にはインディーズブームをまき起こすなど、若い世代の圧倒的な支持を獲得した。85年のカンヌ映画祭で、カメラ・ドール(新人賞)を受賞。ジャームッシュ監督の親友であり、彼の作品にたびたび登場するニューヨークの前衛ミュージシャン、ジョン・ルーリーが主演と音楽を担当している。(山内拓哉)

大体ねえ、ジャームッシュってのは何でこんなカッコイイ映画を撮るのかしら、っていつも思うのですが勿論この作品も非常にカッコイイです。

ダウン・バイ・ロー』と同じくジョン・ルーリーが主演です。

白黒なのも一緒。

昨日紹介の『はなればなれに』も今作品も男二人女一人の物語でありますが、こちらは非常にクールな女の子になっております。

プレゼントのドレスは捨てるわ、「ジェイ・ホーキンス」を大音量で聴くわ、タバコをスパスパふかすわの不良っぷりです。

「パラダイスなんてないんだぜ」とでも言いたげなまでに淡々としたストーリー展開はまさにジャームッシュ映画という感じ。

個人的にはエヴァを映画に誘った男とエヴェの映画館デートに野郎二人組みが付いていってその男が「なんだこれ?」って感じでポップコーンをほうばっている横で楽しそうに野郎が映画を見ているシーンが好きです。

音楽・映画・ファッション、どれを取ってもジャームッシュの映画はクールなのであります。