恋する惑星 / ウォン・カーウァイ

恋する惑星 [DVD]

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二つの恋の物語なわけですが・・。

実は以前カーウァイは嫌いだと言って、いや、実は好きかも、よく分からない、っていうモヤモヤした感想を書いたので、今年も終わりということで再見です。(っていうか、再見とかよくするんで別に珍しくないんですが)

で、思っていた通り。

スゴクイイ!

この作品で彼はゴダールの再来とか言われたらしいけど、確かに彼の映画の色使いはそれっぽい。

暗闇の中の赤・青・黄・緑のあの光!

僕の大好きなヴェンダースの『パリ、テキサス』のモーテルのシーンが思い出されます。

そして、フェイ・ウォンがカワイイ!

まあ、完全にストーカーですけどね(笑)

たぶん、前回見たときよりこの映画を見れるのは、この映画がちょっと大人な映画だからですかねえ。(いや、分からないですが)

ロメールよりは対象年齢高めです。たぶん。

最後のシーンの最後の台詞とか、もう予想できちゃうのですが、それでもうっとりとしてしまうのは、きっとカーウァイの世界観だからこそつくりだせるのでしょう。

是非とも下の監督さんにもこのような映画を撮っていただきたい。

ですね、堤さん。