朝はリレーする

朝っぱらから"みのもんた"がつまらない話題を面白おかしそうに話している。

朝っぱらからあの脂ぎった商業的スマイルを頂くと胸くそ悪くなる。

ファーストレディーが何とかですって。

「あの電通に勤めていたんですよ!!」

ハイハイ、分かりましたよ、有名な企業なんでしょ。

別にボクは電通に恨みも妬みも愛情もないけれど、朝から"みの"が発する卑猥な言葉としてはお似合いだ。

朝が来た。

有名な企業に就職することを自慢するバカみたいな連中がいる大学へまた行かなくてはいけない。

彼らの話にボクは一切の聞き耳もたてないのだけれども

ああ、卑猥な奴らだ。

欲望とは他者の欲望に対する欲望であり、その反復運動は欲望を限りなく増幅させる。

未だに社会は欲望を生産するオートメーション化されたシステムのようで、その中で自己言及的な態度をとるこは不動点の存在を知らしめる。

メタ的な思考をもった人間は社会の歯車から除外され、行き場のない知的財産は図書館の中でのみ自由を得る。

学問は自由だ。

学問は自由であるべきだ。

そこでは卑猥な商業的スマイルは淘汰され、人々を扇動する大量消費的記号は処理されることなく廃液ダメへと流れていく。

解けない問題は考えない?

それが何故解けないのか、考えろよ。