恋のエチュード / フランソワ・トリュフォー

あらすじ。

クロード(J・P・レオ)が最初にであったのはアンヌ(K・マーカム)だった。母の旧友の娘で、英国からパリに遊びにきていた。彫刻が好きでロダンに傾倒しているという。ぜひ妹にあわせたいという彼女の誘いでクロードの英国行きが実現し、三歳年下の、眼を病む勝気な娘ミュリエル(S・テンデター)とあった。姉妹の家の客となったクロードを、2人は「大陸」と呼び、「フランス」と呼んだ。年頃の美しい姉妹のどちらにも惹かれて、クロードの心は微妙に波立った。

ヨーロッパが世界に誇る文明を享受していた今世紀初頭のパリを舞台に、15年という歳月にわたって再会と別離を遍歴するイギリス人姉妹とフランス青年の愛と苦悩を描く。原作は、『突然炎のごとく』の原作となった「ジュールとジム」を書いたアンリ・ピエール・ロシェのベストセラー小説「二人の英国女性と大陸」。ロシェは生涯にこの2作品しか残さなかった。なお、“大陸”とは、英国人である姉妹がフランス人の主人公を呼び親しんだ愛称に由来する。

監督は『野生の少年』のフランソワ・トリュフォー、脚本・台詞は『突然炎のごとく』でコンビを組んだトリュフォーとジャン・クリュオーが共同執筆。出演はジャン・ピエール・レオー、キカ・マーカム、ステイシー・テンデター、シルヴィア・マリオット、フィリップ・レオタール、マリー・マンサールなど。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)


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恋は禁物である。

そんな時代があった。

一度に二人の女性に恋をする男がいた。

そして誰もいなくなった