朝日が眩しくない。


こう日記を更新し続けていると中毒なんじゃないかと思われてしまうわけだけど、それなりに中毒なのかもしれない。ここ最近色々なことを考えすぎて深く眠れない。目が覚める。そういえば、高校生の時に麻雀中毒になって、ある時期普段は行きもしない学校に毎日麻雀をしに通ったことがあった。机の上に財布を置き、カーテンを閉めて「ポン」「リーチ」「ロン」と呟く高校生というのは果たして如何なものかと思うが、とりあえず四暗刻であがって4000円くらいゲットした記憶はある。いや、嘘か?1000点200円だったような気がするが。何はともあれ、麻雀中毒の頃同じクラスのある女の子に電車で鉢合わせ「プリクラ撮りに行こう」と言われ、「いや、今日は麻雀が・・」と言ったのは、あれだけは本当に忘れたい思い出だ。他にも「一緒に帰ろう」と言われ「いや、眠いから教室で寝てから・・」とか意味不明な受け答えをしていたわけだけど、別に彼女たちのことをキライだったわけじゃない。どうして高校生の時あんなにモテたんだろう。不思議でたまらない。と思い、高校を卒業する直前に付き合ってって言ってくれた女の子に「オレのどこがよかったの?」って聴いたら「目立つから」と言われた。ちょっとショックを受けていていたら「目立たないと恋愛の'対象'にすらならないでしょ?」と言われた。そうか、広瀬なんとかが歌ってたな、そんな歌、とそのときやっとその歌のことが分かった。で、目立つとなんだか知らないけど学校でなんというか目立つ感じの男の子たちに絡まれてしまう(べつに喧嘩売られたわけじゃないけど)し大変で、そういう目立つ男の子とか女の子とかのグループに入れられそうになって、いやオレはちょっと、って小沢くんの歌みたいな感じで拒否してたのが懐かしい。あのとき「さぶかる」って言葉知ってたら「オレ、さぶかるだからさー」みたいなこと言えたのにそんな言葉知らなくて「いや、オレ勉強しなきゃ」みたいな感じでかわしていたのはやっぱかっこ悪かったなあって思う。別にかっこ悪くていいけど。そういえばたぶんどこの高校でもそうなんだろうけど、人気のある女の子というのはすこぶる人気があってみんながかわいいかわいいって言ってて、うちの高校にはそういう子が二人セットでいて、なんとかさんとぽこぽこさんっていったんだけど、僕はこの間も同級生に会って彼らが彼女たちの話をしてて僕はどっちがどっちかわからなくて友人に「お前はほんと変わってるよな。お前くらいだと思うぜ、分からないの」って言われたから、あのときも「オレ、さぶかるだからさー」って言えばよかったなあ、って思う。彼女たちが何をしているのか僕はサッパリ知らないしどこの大学に行ったのかも分からないし別に何してようとかまわないんだけど、だってぼくはさぶかるだから、でも、同級生の男の子たちはみんな知ってるらしくて、同窓会に彼女たちがくるのかとかそんな話とかそういえば聞いた。僕はなんだか同窓とかいうのがよく分からなくて行かないって言っていたら色んな人がメールで「来い」って言ってくれて、それ嬉しかったんだけどそもそも何で僕のケータイのアドレスを知ってるんだろう、っていう質問は思い浮かんだんだけど言わなかった気がする。行った友人曰くみんな元気だったらしい。僕以外みんな元気。舞城の小説みたい。この文章の書き方も。結局もうそろそろ大学に行って勉強しようかなって気分だからもう行くけど、さぶかるってことばがすごく気に入ってしまって、とくにひらがな表記かわいい。さぶかる、さぶかる、さぶかる、って三回唱えたらもしかしたら素敵な世界が開けるのかもって思ったけど言わないよ。だって、オレ、さぶかるだからさー。