同じことが頭の中をぐるぐる。

ここ数日あまりに多くのことを考えすぎていてほとんど眠っておらず、それでも論文も本も読みながら今日は本郷に出張の日なので朝から本郷に行ってきた。久々に工学をやろうと思ってめぼしい授業に二つ出た。一つ目はAI系の授業で、久々に探索の話とか最適化の話とかで、木構造とかFIFOとかFILOLIFOとかいう文字を見て落ち着いた。やっぱりここらへんの分野が自分の基礎になっているのだなあとしみじみ思った。というとは、電子回路の授業とか出たらますます懐かしむことになるのだろうか。半導体という言葉の響きが懐かしい。続いて、ネットワーク系の授業へ。あまりにつまらなかったので来週からは出ない。で、最後にN垣ゼミ。読む文献が決まったのだけれど、久々のAutopoiesisといえばそうなので、なんだか新鮮な感じ。相変わらず、N垣研の人たちはシャイなので偉そうに演説してしまった。というか、ゼミに名前を聴いたことがある人が来ていて、調べたらICCの人だった。まだ若いのに大変有名な人で、残念なのは僕の得意分野の専門の人ではないので話が合わないだろうというところだ。でも、来週ちょっと声をかけてみようかなあと思う。しかし、このゼミはこの人にとって面白くはないと思うのだけれど。もし面白いと思って出ているのであれば、一緒に何か出来るかもしれないから、とりあえずちょっと話してみたいな。

帰り道に、工学部の人の知り合いと知り合って、色々議論していた。ありとあらゆる問題に関して黙々と語り続けるので、ひたすら驚かれた。自分が言えたところではないけれど、とりあえずガッカンの人たちは勉強してなさすぎだと言っておいた。学際するなら本気でしろ、とか説教じみたことばかり語ってしまったので我ながら困ったものだなあと思ったのだけれど、勉強不足なのでもっと勉強して出直してきますと言われてしまい、僕が考えていることなんて真面目に考えれば考えるほど馬鹿を見るので是非ともやめたほうが良いですよとアドバイスした。でも、そういうアドバイスをすること自体が傲慢なのかもしれない、と後から気づいた。やれやれ。

あまりに疲れていたのだけれど、池袋でふらふらして帰宅。結局一日中頭がぼーっとしていたものの、なんとか今日はまともな議論ができたと思う。家に帰ってメーラーの設定とサーバの勉強。最近は色々なところに行って色々な人に会って連絡先を交換しているので、メールの管理が必要になってきた。サーバの勉強もよいのだけれど、シミュレーションの勉強もしなきゃいけないしで、とりあえず冬学期は授業はあまり入れないことにした。替わりに、いよいよコマバに人集めてみようかなと思う。僕のいる研究室を使えばよいだろう。とりあえず、何人か声かけないとな。薬を飲んだので、少し頭が落ち着いてきた。また薬漬け開始だ。溜め息をつきながら、眠る。まだ探している言葉が見つからない。他の言葉があったんじゃないのか。