レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ/モーゼに会う / アキ・カウリスマキ

以前から何度も僕が好きだといっているカウリスマキの作品の一つ。

随分前に見ましたが、未だに印象に残ってる作品です。

あらすじはこんな感じ。

カチカチに固めたとんがりリーゼントに、同じように爪先のとがった靴をはき、旧ソ連の軍服でR&Rを唄いまくる怪しの集団、レニングラードカウボーイズを主役に、ロシアを思わせるツンドラ地帯の故郷を後にした民俗音楽バンドが、ひと山あてようと企むマネージャー(M・ペロンパー)にそそのかされ、アメリカへ渡り、クラブ回りをするが初めはまるでウケない。だが、そのうち本場のロックの洗礼を受け、ユニークなR&Rバンドに変貌。結婚式でのダンス伴奏の依頼を受けて行ったメキシコで、その音楽性との完全な調和を見出す。恐ろしい搾取魔のマネージャーがケッ作(稼ぎは彼がみんなビールに変えて飲んでしまう)。エンディングは何やらしんみりとする、カウリスマキの名を一躍世界に広めたおとぼけロード・ムービー。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=25443

一応、コメディです。

が、なんと言ってもカウリスマキがつくるんですから、「ハリウッド的大爆笑」を引き起こすわけがない。

逆にハリウッドを完全になめきっているカウリスマキ

M・ペロンパー(いかさまマネージャー)がレニングラードカウボーイズに言います。

アメリカに行けば売れるよ」

カウリスマキから見れば、アメリカなんてその程度のものなのです。

何か、これ以上語る必要があるのかどうかを悩んできました・・。

これは見ていただくしかない。

見て、思い思いに「わらう」のがいいんじゃあないだろうか?

カウリスマキ作品としては比較的淡々としたストーリーではないので、低年齢層にも見れると思います。