とても真剣な冗談なのだよ。

昨晩あまりに切ない気持ちになってこれいかんなと思ったが無理やり眠って無理やり起きて朝から授業を受けていたら多少は落ち着いた。

相変わらず悩み事は尽きなくて、もしかしたらこのまま悩み事が自分のアイデンティティを形成して悩み事に食べられてしまうのではないかとふと不安になった。

相変わらずコンピュータサイエンス、情報社会論、メディア論(および精神分析)のどの授業を受けていてもすべて同じことしている気がするのだけど(一番根本的なのは精神分析であるような気がするが)、なかなか話が通じない。最近は議論も批判的なことばかり言っていて昔の自分に戻りつつあるのかなあ、と思う。楽しくやるのも好きなのだけど、いつまで経っても問題が解決しないのであれば厳しくやることも必要だ。

「どうして自分は研究をするのか」ということが少し揺らぎつつあるかもしれない。「研究とは孤独との戦いだ」とか言う人がいるけれど、いつまで耐えればよいのだろう。工学はマラソン競争で「一位になる」という明確な目標があるからいいけど、理学や理論系の学問は「一人っきりのマラソン」で明確な目標が無いから相対的な位置が分からず恐ろしい。せめて学問以外の分野では多数派であればよかったのに。残念なことだ。

楽しいけど苦しいって、なんなんだろう。

学説もけっこう。だが存在するものは、やっぱり存在するのさ


ジャン・マルタンシャルコー