死ぬのはいつも他人ばかり

さて人生というのは偶然の連続であるということは何度も考えてきたわけだけれども、やはり蓋然性と可能性というものの間にはきちんと線引きをすべきで、何が言いたいかというと、悩みに悩んで決めた今の研究室は本当に楽しいということ。好きなように勉強して研究して思考して。研究バカには最高の環境だ。

今日は朝から数理科学研究科でふらふらと計算可能性の話を聴いて、午後からK村先生の授業で何だっけ何か思い出せないけれど大変面白い論文をロシアから遥々来られた研究員の方が発表してくれて、次の授業は先生来ないから出なくて、そう、その後の勉強会が大変面白かった。

今日は元芸大(現KO大学)のS君がMarcel Duchampの話をしてくれて、いやーレディメイドって気分だった(なんだそりゃ?)。今日はなんだか知らないけれど研究室の人たち(特に高めの年齢層)が集まってきて、色々議論に花が咲いて面白かった。本当にこの研究室はどうかしてるなあと思いながら難しいことを面白おかしくマジメに議論したりした。S君は自分の作品も見せてくれて、これは本当に面白かった。

あと、ベラスケスの「ラス・メニーナス」という作品について研究員の方に色々教えてもらった。あ、上の絵がそれなわけで。なんだか不思議な絵ですよね。すごく有名な絵らしいのですが、知りませんでした。。ほんと、芸術系でも特に絵画の教養はまったくないので困ったものだなあと思う。次は演劇に手を出したいんだけどな。さてさて。

眠い。仮眠したらプログラム書きに勤しもうかな。今日は本当に楽しい一日だった。久々に本当に笑ったし、考えた。本当に今の研究室はいいなあ、としみじみと思った。「とにかく面白ければいい」みたいなのってきっと会社とかに入っちゃうと出来ないのだろうな。貴重な時間だ。大切にしたい。