時をかける少女 / 細田守


高校2年生の紺野真琴(声・仲里依紗)はある夏の土曜日の実験室で不思議な体験をし、それ以来時間を跳躍するタイムリープの力を身につけてしまう。はじめはそれを巧みに利用して日々を楽しんでいた彼女だが、仲良しの同級生・千昭(声・石田卓也)から告白され、それを強引になかったことにしようと時を遡ったときから、運命の歯車が狂い始めていく…。
筒井康隆原作、というよりもそれを原作にした大林宣彦監督による実写映画版のその後といったテイストで、俊英・細田守監督がまったく新たな発想で描く傑作SFジュヴナイル・アニメーション映画。プリンを何度も食べたり、テストの成績を上げたりと、せこいことばかりにタイムリープを利用していたヒロインが、やがて己の恋心から逃れようとすればするほど事態が悪化していく皮肉さ、しかしそれを自らの力で打破しようとうする前向きな行動力など、至るところにヒロインの快活さが満ちあふれており、それはまさに現代の“時をかける少女”と呼ぶにふさわしい。原作のヒロイン芳山和子(声・原沙知絵)が叔母として登場し、さりげなく2代目をサポートする構えも嬉しい。何度も記すが、必見の傑作。(増當竜也

テレビにて。

ナイスチョイスだぜ、フジ。ずっと見たくて、テレビでやっていたので見たのですが、残念ながら都合によりはじめの一時間を見れず。

にも関わらず、ソッコーで引き込まれるわけで本当にアニメも良いですな、しかし。原作が筒井康隆作なのは有名ですが、僕は彼の小説は『残像に口紅を (中公文庫)』くらいしか読んだことないのですが、この作品は面白かった。というか最高。せつなすぎてキュンキュンなのですが笑。

もう、一時間泣きっぱなしで大変だったのですが、ほんとぼかぁ青春ものに弱いです、ハイ。気になる人のこととかなかなか好きなのかどうかとか分からなくて悩む年頃なのだよなあ高校生の頃って、とか色々「切なさポイント」がたまっていって、最終的にわーっとなって泣き続けてしまったのでした。しかし、時間てなんなんすかね。本当は人生にやりなおしは効かないんですよね。不可逆性と非エルゴード性か・・。はあ。。