動きながら考える。

とあるシンポジウムに行くべく富山へ。朝七時くらいに起きて上野から上越新幹線で越後湯沢へ。

温泉いいなあと思いつつも時間がないのでお酒とアイスを買って「ほくほく線」に乗り富山へ。

ヨーグルトとお酒を混ぜるという微妙な組み合わせのものがあったので購入。ふつうのあじ。酔う。

コシヒカリソフトクリームねえ。

ふつうのアイスと特にかわらず。米が微妙に入っていた。なんだそりゃ。お酒を飲みながらボスの論文と手持ちの面白そうな論文を読む。

そうこうしていると二時間後に富山に到着。駅からバスが出ているということでバスに乗り込むとアロハシャツを着てサングラスをかけた変なオジサンことうちのボスに声をかけられ、無視しようと思っていたら無理やり引き止められた。ドクターを取った先輩もいて、はじめましてする。

ぐだぐだしていると施設に到着。部屋に行くと案外きれいで驚く。ロフト。

さっそく午後から講演が。社会生物学(とは今時呼ばないのかな?)の研究でシロアリの研究者さんから。カースト分化の話で、へえ、やっぱまだこの問題ってやってるんだあ、と思いつつシロアリかわいいなあ、と思いながらわくわくする。昆虫好き好きオーラが出ていて面白かった。そしてアロハなオジサンことうちのボスが早速ツッコミを入れて目立つ。言ってる内容がまともだから余計面白くて知り合いの人たちみんなで笑う。

次は社会現象のモデルを物理モデルで考えようぜという話。結構期待していた先生だったのだけど、退屈だったので後半眠る。

そして、この日最後の講演はロボットの研究。うなずくロボットの話で、ふーんといった感じ。やはり工学だからだろうか、うなずきというのが何故学習に効果があるのかということを突き詰めて考えて理論を立ててから実際にものをつくるということをしておらず、なんとなくの経験則からやっていたので、理論どうなってんだよー、と不満に思う。ボスは怒っていたらしい^ ^;

で、晩御飯を食べて輪講。ここまで来てなぜかボスの輪講に参加するということで、まわりの人はどんな反応かなと見ているとぽかーんと口をあけて聴いている感じ。工学の人が多くて、「意識」研究なんかの話は全然フォローしていなくてさっぱりだったらしい。うちのボスにしてはかなり易しく説明をしていたのだけれど、それでも分からないというのは日本の学問の理論レベルの低下なのではないかと不安がる。まあ、いちがいには言えないが。

輪講が終わり部屋に戻り同じ部屋の人と話して盛り上がる(彼は次の日盛り上がりすぎて倒れる)。僕の持っていた論文のオーサーの一人が彼の指導教官だったのと、彼がうちのボスのうわさを聞いていて「うわさには聞いていたが・・すげー!」と喜んでいたので二人でわーわー盛り上がった。たのしい。朝方まで研究について語り合った。青春!