ねえ、答えてよ、三秒間の沈黙。

雪降りであった今日の東京に関してさまざまな人々が雪について語っているのだけれど、確かに、というのか本当に、というのか分からないけれど雪が降ったわけで、朝起きてみると空は白いし家々の屋根は白いし、外に出て息をハアって吐き出してみたらばさらに白いものが出てきたから、この白いものと自分自身がどういう関係にあるのだろうね、と考えてみたもののたぶんこれは自分の何をもあらわしていなくて、でも、だったら何が自分のこの自分っぽい感じを表しているのだろうだねえとデカルトよろしく自分の存在を疑ってみたがなにやら頭がほんわかするので家に戻って支度をして大学へ向かった。

凍結した道路を自転車で走っていると、ところどころであら危ないスリップスリップとなってぐらぐら自転車を漕ぐものだから、前を歩いているおじいちゃんを轢いてしまいそうになって心の中でエクスキューズした。山の手電車に乗ってふらりふらりがたんごとんと揺られること十数分、しぶやーしぶやー、はい降ります降りますここでとたくさんの人々に混じってひょっこり降りて、渋谷も雪、と思いつつ井の頭線にのりこむ。

大学に着いたはいいけれど特に人もおらず、途中からエリックが来たから、ハーイハウズゴーイングてな具合で喋っていたら今日は大変な日だったらしく疲れた疲れたと机の上に伏して寝始めたから自分も負けじと眠ることにした。目が覚めて、やっぱり集中力ないわ今日雪のせいかしらと思っていたらエリックが何か飲みもの買いに行こうぜと言うからおーけーおーけー雪の中自動販売機まで行くのだけれど、ソーコールドトゥデイ、と連呼していたら大丈夫かお前と言われて大丈夫じゃないよコールドウェザーはダメなのだよ冬とか嫌い、と。

さすがにカーディガンにピーコートでは耐えられないからセーターの上からボアつきのライダースなど着てみるのだけれど、やっぱり寒くてダウンコートだよなあとないものねだりした。本当は温かいモッズコート欲しくて細々しいジーンズと一緒に着ることを夢見ているのだけれどなかなかいいモッズコート見つからなくて困る。お気に入りの古着屋で惜しいのを見つけたのだけれど、色が気に入らずに却下。それよりなにより今月初めにスペースでコズミックワンダーの靴を買いそびれたのが悔やまれる。大変お安くなっていたのにもかかわらず靴に意識がいかずに温かい服を捜し求めていたがゆえの失敗で、ついでにファクトタムのシャツもサイズなかったので悲しい。でもしかしながらそんな風に服にお金をかけなかったがゆえに今月はたくさんお金があって座椅子を買ったり美味しいものを食べに行ったりしているし、そうはいっても結局忙しかった気がする。忙しいわりには大して物事は進まず、学会発表(物理がっかい、じんこうちのー学会、じんこーせーめーかんふぁれんす、なんとかかんとか若手の会)が立て続けであるしコマバのプロジェクトもあるしchenさんと色々なんかやりましょうか僕らの出番です*1と話したりとか変態脳科学徒のI島さんともなにやら話しているしなので純粋にやばい。たたでさえキャパ超えているにもかかわらずまだ何かつめれるものならつめようと思っているのだから軽くワーカホリックである。気づいたら3月になって、春になって、修論中間発表やって、色々書類書いて、学会行って、また学会あって(夏はしんかがっかいとけ計測せーぎょあたりか?)、みたいな感じで思いの他頑張るよね自分、と我ながら感心する、と書いてはみたが感心している場合ではなくてここからいよいよ結果が問われるので大変だなあとややもすると恐ろしい。プログラムが出来上がらない・・。。

眠い。二月はヴァニティかデジタリズムか仲さんぱーりーにでも遊びに行きたいです。最近全然新譜チェックできてないので悲しいのだけれど、仕方がないよなあ。仲さんがAmariとMetronomyを推してた。Metronomy僕もずいぶん前から推してるんだけどくるかなあ。

Amari - Le gite fuori porta

Amari - Campo Minato

*1:というかchenさんは売れっ子だからよくて僕がしょぼい大学院生なのがまずいのだけど