love-live-life

研究室からドコモタワーが見える。

ここのところ研究室に入り浸っていて、眠りが浅くて頭がぼーっとしていたりいい感じで働いていたりであっという間に時間が過ぎているのだけれど、昨晩はあまりの眠たさに家に帰った瞬間に布団に入り起きたら朝九時ごろで、ああこんな感じだったよね昔は、と思い、さて何が変わったのかなあと考えていたのだけれどこれは恐らく夜中にパソコンをネットに繋ぐかどうかということが効いているような気がする。昔は眠る前は本を読んで眠たくなったら眠るという生活をしていたのだけれど、ここ一年半くらいは夜にネットにつないでだらだらしているのでこれはまずいなあと思うし、野崎歓もネットなんていらないでしょ、と言っていたので、もしかしたら自分にも必要ないのかもしれない。そもそも学部の四年生のときはわけあって忙しくなかったのでふらふらしていたのだけれど、それ以外の学年のときは朝九時か十時には大学に行っていたので一昨年が異常に暇だったのだろう。まあ、でもその間に映画をたくさん見たし音楽をたくさん聴いたし久々に夜遊びに励んだり恋をしたりと大学生っぽいことをしたような気がするのでそれはそれでよかったのかもしれない。理系だからか分からないけれど、ずいぶん忙しい日々を送っていたから、いい経験になった気がするし。

なんでこんなこんなことをつらつら書いているのか、というと特に理由もないのだけれど、今日ちょっと暖かくて春の気配を感じたからかもしれない。研究室の窓を開けるとカラスの鳴き声と山手通りを走る自動車の音が少し聞こえる。キャンパスを歩いていると人々はゆっくりと歩を進めており、先日まで修士論文等でバタバタしていた人たちも笑顔だ。きっと春のキャンパスは新入生があふれて、元気だねえとか傍目から眺めたりなどするのだろうけれど、なんにせよ新しいことが始まるのは楽しい。始まる予感は確かにある。あまり一つの場所にいることを好まない性分であることは恐らく新しいものや経験したことのないことを追いかける自分の生き方に表れていて、こういう性格はそれほど嫌いな部分ではないのでこれからもこの調子でいきたいのだけれど、ボスから博士課程に来ることを前提に考えてもらっているのでここには長くいるかもしれない。昨晩もエリックと飲み屋でご飯を食べながら、もっと研究したいよなーとかやりたいこといっぱいあるんだよーとか仕事が見つかったら世界中どこにでも行くよねーとか話したり、突然歌を歌いだす周りの陽気なおっさんとねーちゃんと一緒に騒いだりした。何の研究してるんですかーと訊かれてエリック何て言うんだろうなあと思ったら自分と同じように「説明するのは難しい分野なんだ」と言うので二人で大笑いしていた。なにやってんだかねーオレたち!とか騒いで酔いつぶれて*1渋谷の街を闊歩。「There are so many people here in Shibuya, i dont know why they are, i mean, why they live!」とか意味不明のことを口走りつつsee you tomorrowして山手線に乗り込んだ。ここにもたくさん人がいて、なんだか不思議なところに生まれついたものだ、と電車の窓の外に見える景色を眺めながら上京した日のことなどを思い出していた。

*1:焼酎一杯飲んだだけ・・。