Saturday, in the park

土日も作業をしようと思っていたにもかかわらずなんだか気分が乗らなくて止めてしまった代償はどれくらい大きいのかはわからないけれど最近はあまり気負わずマイペースでやろうかしらと思い始めてきたのでこれはこれでよいのかもしれない。

土曜日は代官山や中目黒をふらふらして、日曜日は新宿をふらふら。ジュンク堂で何時間も居座った結果何も買わなかったのだけれど、『漂流教室』が欲しいのでずっと欲しいなーと指をくわえて眺めていた。ウメズカズオは、と片仮名にした理由はウメズが変換できないからで、あの木ヘンに某はなんと読むのだろうか。本をたくさん読む人に是非とも訊いてみたい。あと、最近はめっきり小説を読まなくなってきたので、何か読みたいなと思って文芸コーナーに行ってみたのだけれどなかなかどうして何を読もうと悩んでしまい古川日出男を手にした瞬間に横のほうに古井由吉があって、由吉という名前はなんというかかわいらしくて犬の名前みたいで「ヨシキチ!」と呼びたくなるので何か買おうかと躊躇ったが結局やめた。文庫本コーナーのほうに行って内田百けん読みたいなと思ったけれどそれもやめて、一体今何がよみたいのかしらと冷静に考えはじめてみると特に何も読みたくないということが判明したのでなんだか残念だなあと思いつつもエスカレーターで下の階までぶーんと降りていった。新宿の街というのは歩き回ると色々あるもので、いつもは本屋行ってディスクユニオン行って伊勢丹行ってみたいなコースなのだけれど曲がり角をくねくね曲がってみたりなどして古びた店を見つけて一人悦に入っていた。本当はコーエン兄弟の「ノーカントリー」が見たくて新宿でやっているらしかったので映画館を探したのだけれど新宿の映画館はテアトルだかなんだかと武蔵野館くらいしかわからないので結局残念な結果に終わった。ついでといってはアレだけど恥ずかしながら僕はカーウァイ好きなので新作見たいなと思うのだけれどいつの間にやらカーウァイの映画はロマンティック・ラヴみたいな位置づけになっているようなかんじになってしまったのでこれは一人では見に行けないなあと残念がっている。他にも今年は僕の好きな監督の新作がたくさん後悔される予定だったような気がなんとなくするので楽しみだ。

こんなことを書いているうちにまた時間が経ってしまった。家でネットができないので本がたくさん読めていい感じなのだけれど研究しないと大変なことになるので研究室で書くのも正直よしたいし、でもそうしたらいつ書くのかしらねという感じでなるほど就職などしたら家に帰ってわーと眠ってまた朝で一週間みたいな感じなのだろうかと全然知らない世界のことを想像してみたのだけれど大学から卒業者の進学先リストが送られてきていて知り合いは大抵進学していたのでつまらなかった。

天気が悪いけれどやることやらないとな。