風邪だろうか、数日間熱っぽい。

頭がくらくらするなあと思いながら作業を続けていたら、週の後半はとても集中できた。どこに向かって努力をしているのだろうかと途方もない心持ちで作業をしているときの集中力とはまったく違うものだった。

ワセダサイに行ってみたら、これでもかというくらいの人の量で、しかも若い人たちばかりで、すぐに立ち去った。雑司が谷を通って、古本屋で黒田三郎の詩集を買おうかと悩み、池袋のジュンク堂で本を眺めた。ようやく、いろいろなものに手を出さなくなってきた。人生は有限だから、同じようなことが書いてある本を何冊も読んでも仕方がない。古典を読んでしまえば大体書いてある、というのはたぶん真実だと思うけれど、知識や経験が不足していると読むこともかなわないので、古典との付き合い方は難しい。

難しそうに思えることも、やり始めたらそれなりに出来る、ということは分かっているのだけれど、やはり始めることは難しい。今日はよく眠って、明日からまたやるべきことをやらないといけない。とても眠たい一日だった。