no title

たぶん十回目くらい。

文章を書こう、と思いたちノートPCのエディタを開きキーボードを叩いてみるものの、言葉につまり、やめて、ベッドの上の布団に身を委ね、本を読み、手紙を書き、気づいたら眠っている。そんな日々。

考えがまとまらないのか、考えることから逃げているのか。


思い出せる限り先週のことを。


1日、月曜日。東京に数年ぶりの雪が。線路沿いを雪まみれになりながら歩いた。翌日に控えたプレゼンの準備。あまり気が進まなかったけれど、最後までちゃんとやらなくては、となんとかスライド完成。美味しいものを食べて翌日に控えた。


2日、火曜日。プレゼン当日。十分に練習を出きるだけの気力がなく、最低限のことを伝えようと、最小限のことを話すことに。質疑応答にきちんと答えられなかったけれど、仕方がないかな。さすがに精神的な疲労感が大きすぎた。その後、カウンセラーの先生に報告。よくがんばったね、と労いの言葉をもらった。しんどかったなあ、とこれまでのことを考えながら町を歩いた。


3日、水曜日。3、4年間の精神的な疲労が重なったためか、しばらく体が動かなかったけれど、なんとか起きて先輩の博士論文Defenseを聴きにいく。何年後になるか分からないけれど、いずれ必ずやることになるのだろうな、と確認した。その後、先輩のお祝いのパーティー。たくさん食べて、酔っ払った。


4日、木曜日。午前中は仕事。急いでお昼ご飯を食べて、午後からゼミ。論文発表を聴きながら、これまでとは全然発表の見え方が違う、ということに気づいた。論文のツッコミどころ、とか。夕方以降のことは覚えていない。たぶん、これからどういう方向へ関心を広げていくのか、ということについて考えていたのだとおもう。


5日、金曜日。午前中は仕事。午後から勉強。プログラミング、普段からコード書いていないと、全然ダメになってしまうなあ、と反省。論文も、普段から読んでいないと全然ダメ。読めなくなる。一日一本は、読まないと。夕方に青山に行って、古本屋さんで安東次男のむかーしの評論を見つけて購入。他にも木島始が書いた評論やロシア詩に関する評論が入っていたりして、面白いなー、と思っていたら、300円。店主さんに、あなたずいぶんと目利きねえ、よくお勉強していらっしゃって、と言われ、上機嫌。まさかあの店主さんに褒められるとは、畏れ多い。

そういえば最近は詩を読んでばかり。アレクサンドランとソネットの勉強をしている。ボードレールシュペルヴィエルヴェルレーヌを読みながら仏語の復習をしたりして。そろそろ仏語の勉強を本格的に再開したいのだけれど、他に勉強しなければいけないことがたくさんあって、難しい。


6日、土曜日。ひたすら眠っていた、と思う。


7日、日曜日。プライヴェートな日。中目黒をふらふら。久々にジャンティークのあたりまで歩いてみたり。代官山の住宅地を練り歩いてみたり。



机の上に書かなければいけない書類がたくさんある。大人というのは大変だ。


知り合いの先生たちから、今後の研究について色々とポジティブなことを言っていただいている。でも、今は、少し(精神的に)休みたいな。3年以内にPh.Dをとれそうな研究計画が立ったら、復帰します。


月曜日からは、普通の日々の予定。あと2ヶ月で読んでおきたい本がたくさんあるので、読まないと。決めるべきことも、決めなければ。実家にも帰らなければいけないし、少し遠くへ旅にも出ないと。



もうすぐで長い旅も終わりです。



人生はまこと奇妙なつらいわかれ。再び星々を見る為にわれらの出口は、そこにあった。