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いろいろとうまくいかないことも多いけれど、周囲の人たちに助けられている。
この際なので信頼して頼るのが一番なのだろうな、という気がする。迷惑をかけたら、みたいなことで悩んでいるのが一番迷惑なのだろう。
午後から渋谷に行って雑事を済ませ、駒場のフレッシュネスで一息。あれやこれやについて考えてから、帰宅。
自宅に着いて、夜にKに電話。春から仕事が変わるので実家で荷造りをしているらしい。
「よう、どうしたの?」
「特に何もないけど、仕事はどうかと思って」
「今準備のために荷造りしてる」
「そっかー。もうちょい後にかければよかったな」
「まあ、いいじゃん」
みたいな感じで二ヶ月ぶりなのになんだか久しぶりな感じで、学部のときにああやって何人もの仲間と一緒に学べたのは本当によかったな、と懐かしくなった。現状について話していると、
「お前はさー、打算とかなさすぎなんだよ」
と言われて、
「だって、ほんとにないんもん、オレ」
と返事。
ないものはどこを探してもないし、あるものは全部ある。
「それで、壁は乗り越えられたの?」
「うーん、あとすこし」
みたいな会話はなんだか落ち着く。
「東京からみんないなくなっちゃったよー」
「だよなあ」
「私もいつまで東京にいるやら分かりませんがね」
「マジかー。どっか行くときは連絡先教えろよ」
「おう、そうだよな」
といった感じで少しだけ話した。
これで明日からもなんとかやれる気がする。
自分もこうやって電話をかけてもらえるような人間にならないとな、と最近よくおもう。
必要にならなくても電話をかけて