生まれてこのかた、なぜだか僕はメインの道を歩かされて、いつでもメイン州の王子だったけど、家出して、気づいたら道なんてものどこにもないことに気づく。肩書きに守られるつもりはないし。むしろ大切なものを積極的に守りたいと思う。何もはっきりしない…

なんだか悲しい気持ちになったから、もう日が暮れてしまったけど明るいところへ行ってみようと思う。そんな感覚のわからない人間に傷つけられて、もしも出口のない迷路の中で悲観したとしても、どこかに可能性を見出してみてほしい。路地裏の生活の何が悪い…

人々が目を覚まし始めるころに明るみゆく東の空を見て僕はカメラを持って家を出た。少し白みがかったブルーの空は、何かが始まる予感を感じさせる。朝だ。公園には人影はなく、どこかの子供が忘れていったミニカーがベンチの上で朝露に濡れている。遠くに車…

世界の路地裏100出版社/メーカー: ピエブックス発売日: 2005/03/01メディア: 単行本（ソフトカバー） クリック: 8回この商品を含むブログ (14件) を見るひとたびページをめくると世界にひっそりと隠された秘密の扉が開く。パリ。モンマルトル。ニース。ヴェ…