それから 夏目漱石ただただ傑作。あまりの物語のうまさ、心理描写の巧みさに、ほれぼれしていた。あるいはあの狂気。人間であるということは、狂気であるということなのだろう。十代のときに読んでいた漱石の作品とはまったくちがった見え方がした。読み継が…
電車の中でプラトンの『饗宴』を読みながらエロース(愛)とやらについてぐだぐだ考えていたら、向かいの席に若い女の子が二人座った。お互いに、今付き合っているという男の子のことや友人のことを大きな声で酷評しており、どうやら二人ともとにかく恰好の…
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