風が強くて飛ばされそう。君。
寒かった。とてつもなく寒い一日だった。
最近は朝から目が覚めるため、体調が良い。でも、相変わらず肌荒れが酷くて、毎日チョコラBB飲んでいるのだけど一向に治らない。何でだろう。
午前中はくだらないテレビ番組を見ながらなんとか姉妹のお金がどこかへ消えたとかそんなニュースを見ながら、ああ、そのお金下さい、と切に思う我が財布には500円ぽっちしか入っていなくて、それでも朝日新聞社に向かい、290円使ったにも関わらず予定時間に遅れてしまい拒否されてしまったので、まあいいや、とか思いながら誰も働かない日曜日の築地市場をふらりふらりと眺めながらお腹すいたなあなんて思って吉野家に入ろうとしたら、牛丼並み盛りすら頼めなくて、なんて惨めなんだろうかとわが身と憂き世を嘆きながら、かちどき橋の横の方で一人黙々と本を読んでいたのだけれど、親子連れがたくさん自分の前を通っていき、かわいいなあ、かわいいなあ、とかやや変質者的な目でお子様方を眺めていたらすごく風が冷たくて寒い寒い、と思い退散。
とりあえず出稼ぎ先にでも行こうかと思いJRの駅を探していると途中でマックがあったので立ち寄った。お金がないのでマックチキン単品という最高に恥ずかしい買い方をして寒さを凌いだのわけで、そこでもお子様たちがたくさんいて、でも、お行儀の悪い子たちばかりで、ああ、こういう子供を持ったら大変だなあ、なんてこと思いながらマックチキンをほうばると思いのほか美味しかった。そんなマックチキンの魔力によってよし秋葉原まで歩いてみようと思い歩き始めたのはよいのだけどいつまで経っても銀座から出られない。仕方ないなあ、と思っていると手相を見せてくれという若者が一人。初めは嫌だといっていたのだけれど面白いからからかってやろうとおもい承諾。以下、二人の会話のまとめ。
「すいません、寒いのに」
「いえ、別に」
「じゃあ、見せてもらいますね。ああ、お兄さん苦労されてますね」
「そりゃあ、誰だって少なからず苦労はしています」
「そうですか・・。ええと、ああ、今悩んでることとかありますか?」
「だから、誰でも悩んでいることくらいあるじゃないですか?ないんですか、あなた?」
「いや、でも自分の気持ちしだいで・・」
「それは勿論です。でも、気持ちしだいで何でもうまく行くわけではないでしょう?逆に訊きますけど、あなたの悩みは何ですか?」
「・・・・」
「ないんですか?そもそも手相を見るなんてことをやっている時点で僕なら不安を感じます」
「・・・。お兄さんは今日は仕事か何かで?」
「ええ、アキバでバイトです。」
「学生さん?」
「ええ」
「どこの?」
「××大学です」
「ああ、なるほど。将来の目標とかは?」
「研究者になれればなりたいですが、悩んでいます。あまりまっとうな道ではないので」
「そうですか。やはり不安とか・・」
「ええ、そうです。だから、こんなところで手相見てもらっている暇はなくて、バイトに行ってお金稼がないと」
「じゃあ、もし何か不安なこととかあったら連絡していただけたら・・」
「はははは。意味が分かりません。あなたに何が解決できるんですか?解決してくださいよ、僕の抱えている問題。説明しましょうか?まず、自己と他者の関係性という話から始めましょう。僕が思うに・・・」(歩き始める僕の後を追うのをやめる)
寒いのに余計なことをしてしまった。まったく、一つもあいつらの言うことあたんないんだもんな。最悪。
寒空の中、とぼとぼ歩いていると見慣れた景色が。東京駅だ。ということで、東京駅からアキバへ。そしてオフィスへ行き、いつものように終電間近までプログラミング。ああ、目が痛い。
ほんとカエラの服のセンス好き。こういう服を着るの好き。ラグランT、ジャケット、丈短めのトップス、キャップ、スニーカーは自分の中で定番。イギリスっぽいの好き。好きなものばっか。