決定的瞬間。

月曜日というのは憂鬱だ。

そんなことを誰かが言ったのか言わないのかしらないけれど、ブルーマンデイというお酒を月曜日に飲むのが僕の夢であり、残念ながら殆どお酒を飲めない僕は簡単に出来そうなことでも少し困難で大きな損害を被っているのかもしれない。

朝から晩まで授業を受けて意識が朦朧としているのだけれど今日はひたすら議論をしたので少しすがすがしい。ただ、研究室の博士課程の人が大変常識に反することをして研究室の雰囲気が悪くなってしまっており、研究員の方も大変困っていた。やはり研究室といえども集団生活をする場所であり、最低限のルールを守れない人というのがおり、そういう人がいるから社会人の人たちに研究者は常識がないと批判されるのだろう。正直博士課程くらいの歳になってあまりに常識がないのは本当にいかがなものかと思う。

まあ、そういう話はどうでも良い。

それでも今日は比較的楽しくて、それは芸大の人が相変わらず色々レクチャーしてくれるからで、今日は現代美術について教えてもらっていた。全く知らない名前ばかりで、大変面白くて、二人でわーわー騒ぎながら建築や絵画を眺めた。なんだろう、アートやってる人って面白いな。

そんなこんなで全速力で間違った方向へ走りつつあるのではないかという不安がまたちらちらと過ぎっている僕はいつの間にか就職のことを考えることを全く忘れており良くないなあ、と今日の帰り道に思った。コマバ恐いぜ。

博士課程の先輩に「どうなんですか?」と訊いたら「不安だよ」と言っていた。やはり博士課程は実際にいい現状ではないのは確かなようだ。

明日も朝から大学へ行かなければならないし今現在眠くて仕方ないのだけれど、疲れすぎてて眠れる気がしない。とりあえず『浮世でランチ』を読みきって眠ろうと思う。しかし、この本は本当に好きで、そう、大変好きだなあと思いながらかみ締めるように読んでいる。「人が誰かと関わる」っていうことがどういうことなのかということをうまく描いているなあと思う。また好きな作家が増えた。嬉しいのだけれども、今はサイエンスをやらなければ。いかんいかん。今週・来週は忙しいから更新は控えたいな。というかこの写真好き。参考までにですが、アンリ・カルティエ=ブレッソンです。ぴょーん、って。飛びたいですな。