Talk to her

休日が明けるとまた日常で、それは悪くもないし良くもない毎日なのだけれど、それがすべてだと言えばすべてなのだろうし、それは一部だというのならばそれは一部にすぎないのかもしれない。

長く生きていると人との別れを何度も繰り返すことで人と別れることや人を失うことに慣れるのかというとそうでもなくて、友人から僕の大切な友人の一人が自ら命を絶ったということを聞かされて、そのことの重さをどうやって受け止めればよいのだろうかということをずっとかんがえていた。

人を失うことへの免疫力だけはいつまで経ってもつかなくて、彼女のことを友人から電話で聞いたときに思いの他ショックを受けている自分にショックを受けてしまった。他に選択肢はなかったのだろうかとか色々考えたけれど、どれだけ考えても時間は戻らないからそういう無為なことはやめて、今出来ることをやろうと友人と約束をした。

何も失いたくはないという思いは叶わないに決まっていて、だからきっとこれからも少しずつ色々なものを失っていくのだろうな。

大切なものを手に入れることにまた臆病になってしまいそうだよ。