August 15, 16

久しぶりに広島に帰ってきてみた。

15日正午ごろに友人のHと東京駅からのぞみに乗り込み、西へ西へと向かい広島にやってきた。ずいぶんと長い帰路だったけれど、無事実家に着き、一夜明けて同窓会へ。同窓会の前に平和公園の周辺をぶらついて写真を撮った。

あまりに久々で、かつ誰が来るのか分からなくて、誰が来るのかなあ、とか不安を抱えつつ行ってみたらば普通に見覚えのある顔が顔が。「××じゃん!」と色々な人から声をかけられて、「久しぶりー」と話す。主に「今何をしているのか」ということが話の種で、医者だったり薬剤師だったりといった所謂勝ち組をはじめ会社員の人がほとんど。みんな色々な場所で仕事をしており、東京来たら酒でも飲もうよ、とか社交辞令ではなくって。

しかしやっぱり一番盛り上がったのは研究者目指す組。同じクラスだったH永ことみっちーと話していると「博士?もちろん」と言っていて、「キター!」と喜ぶ。とはいえ彼の父親は大学の先生なので、まあ、納得。M林からH野くんも博士課程だよ、と聞いて、まじですか。H野くんはどうやら僕のことをいまだにマークしているらしく、×大でなぞの研究してるみたいとかM林に話していたらしい。ああ、でも会いたいなー、とか言っていると、来週広島かえって来るかも、って会いたいな久々に、と。ほかにもいろんな人と話す。N村、O、Wちゃん、M村、M田、等々。昔色々あった女の子も今ならね、と当時付き合っていた男女が話しているのを見ながら昔を思い出す。まあ、Kちゃん来てなくて、来なかったんだなー、とか今何してんだか。

当時あまり話すことのなかった人とも話す。I原なんて当時ぜんぜん話したことなかったのだけれど、声をかけられて、何してんの?、大学院生だよ、研究は?、これこれしかじか、難しそうだね、そうだねー難しい、ところでI原は?、これこれしかじか、ってことはあの人の研究室とかあの研究者とか知ってる?、そうそこだよ、そこなんだ!、てか××の研究室は?、●●さんが指導教官だよ、●●先生?知ってるよ!あの!、そう、じゃあそこそこ専門分野近いねTさんとか知ってる?、うんあそこの研究室の人知り合いすごいたくさんいるよ、そうなんだ!、みたいに会話が弾む弾む。

もう研究しか見えない、みたいな感じのI原と九州男児になりつつあるみっちーと熱い議論を燃やす。共同研究やりたいねー、と、やっぱり研究者志望の人が集まるとコレ。高校の同級生集めて研究チームつくろうぜ、とかふざけてみたり。ほかに誰が研究者組だろうねー、とみんなの知っている情報を集めると7人くらいいることが判明した。約200人中7人。多いか少ないかは謎。もっとちゃんと調べたら10人以上いるんじゃないかなあ。

研究者組のみんなの当時のことを思い出すと、確かにどこか強い意志のようなものをもっているやつらだったような気がしなくもない。周りの就職組のやつらが研究の話を聞いていて、熱い!すげー!、と呆然としつつ、相変わらず××くんって変わってないね、と言われ、そうかなー、とか考え込む。

そういえばこうやって普通に会話しながらどこか頭の中は別次元、みたいな学生だったな、とか当時のことを思い出した。なるべく一人で考えごとがしたくって、図書館や音楽室の横のソファーで本を読んでいたりとかしていたけれど、普通にバカなこともやっていたわけで、当時いろんな友人に変なあだ名をつけていたらしく、お前どうしようもなかったよな、とツッこまれた。

そういえばそうだったかもね、と自分がいかに馬鹿だったか思い知らされる。もう少しスマートな学生だった気がしていたのだけれど、そうでもなかったらしい。すぐに考え込む感じは昔からだと言われてなるほど、と。たしかにあのころから悩んでたわけで、もうずいぶん長いこと考えてるな、と時間の経過をおもう。まあ、生まれたときから考え込んでいた、というのが正しいのだけれど。

二次会も終わっていろんな人と何か機会があったら東京で飲もう、と連絡先を交換して、S田とN村がカラオケにいるというので行くと相変わらず熱唱していて学生時代を思い出す。そういえば授業サボってカラオケとか行ってたな。

終電に間に合うように、とカラオケボックスを出て、その安さに驚愕しつつS田と広島駅まで歩く。なんだかみんな色々な進路を選んだよなあ、とか川べりを二人並んで歩きながら懐かしむ。来年から熊本に勤務らしくて、月曜日から仕事かヤだな、とか、お前も随分遠くへ行っちまったぜ、とか言われて、そんなことないしこっちはこっちで大変な世界だよ、と話していたら広島駅に到着。

じゃあまた会おう、という言葉を2,3交わした後に別れ、帰宅。20分も電車を待つだなんて、何年ぶりだったろうか。