くちぶえ

しばらく日記を書いていなかったから、また再開してみよう、なんてことを思っている。毎日何かが起こって、何かを考えているから。それを書くことに何か意味があるような気がするし、何も意味がないような気もする。別に意味なんてなくていいのだけれど。

今日はお昼頃に起きて、思索。ベランダの戸を開けると、外から賑やかな調子で人々の掛け声が聞こえる。近くの神社でお祭りがあったようで、何やら騒がしい。空は真っ青で、平和だなあ、と思いながら転寝を繰り返していた。

夕方から、学部の時の学科の友人たちと新宿で飲み会。仕事の話とかこれからの話とか、同窓だったときの話とか。コンサルをしていたり、銀行に勤めていたり、メーカーに勤めていたりして、勤務地もバラバラ。みんないろいろ考えている。楽しくってたくさんお酒を飲んでいたら、「××はお酒弱かったよなあ、もう止めとけ」と言われるので「もういい大人だぜ」と反論。たくさん飲んでたくさん食べた。

みんなが山手線に乗るというのでじゃあまたねと手を振って、一人京王線乗り場へ。オザケンの「ある光」を口ずさんでいたら、ドコモタワーの横にぼんやりお月様。つれてーって、心の中にあるひかりー、なんてくちぶえ吹いていたら、あっという間に京王線の駅のホームに着いていた。

まだなんとか頑張れるかもな、とようやく思えるようになった。それでも焦りはあるけれど。

少し遠くに行きたい、とも思っている。行き先は、気分にまかせる感じで。

また一人でどこか遠くまで歩き始めてしまうのだろうか。正直どっちに行きたいのか、よく分からなくなってきた。

目的も、目的地も、とりあえず、今は、ない。ある。いや、ない、かな。

それはそれで、ま、いっか。

いいよね?

明日も晴れるといい。すごく、いい。



ぼくらが旅に出る理由 - 小沢健二

初花凜々- SINGER SONGER