愁い

雨の中傘もささずに自転車で町を走り抜けたのは、どれくらいぶりだろう。

9月の秋雨はとても冷たい、なんて思いながらペダルを漕いでいたら、もう10月になっていた。今まで過ごした時間の中で、一番時が過ぎてゆくのが早いかもしれない。

相変わらず体調は良かったり良くなかったりで、フラストレーションがたまっているのではないかということで、Iさんの呼びかけでTwitterをやっている方々と下北でお酒を飲んだ。初めて会う人と話すのは得意ではないというか体調が悪いとネガティブなことばかり言うので、気をつけながら話した。なんで体調が悪いとあんなにネガティブな気持ちになるのだろうか。自己嫌悪に苛まれてとても辛くなる。ポジティブなことが言いたいのだけれど、とても難しい。

いつだって前向きな姿には憧れてばかりで、いつからか後ばかり見てしまうのだから、どうしようもないけれど、どうだろう、どうしたいのかが分からないことや、どの方向に向かって頑張ればいいのかが分からないことが、一番自分にとってこたえているのかもしれない。

忙しいのはいつだって頭の中、心の中なんだな、きっと。

風邪をひかないように、布団をしっかり掛けて、毛布に包まって、眠りにつく。眠っている間が、今は、一番気持ちがよい。起きている時間の方が楽しい日々が手に入ることだって、ないわけではないのだろうけれど、ただ、今は、いつもより少しだけ長く、眠りたいんだよ。おやすみ。