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10日、水曜日。『(500)日のサマー』をひきずりすぎてしまい、もやもやとしたまま一日を過ごす。サマーの気持ちを何度も考えてしまう。特別やらなくてはいけないことはとりあえずないので、別にいいか、と窓の外の曇り空を眺めながらビョークのHyper Balladを聴く。適当に本を拾い読み。都市計画や経済学に強い関心を持っている。数学とコンピュータを使えばなおよい。統計学に強く惹かれ始めている。



11日、木曜日。世間と同じく祝日で仕事はお休み。天気は優れず。新宿のブックファーストで買ってきたオスカー・ワイルド『ドリアン・グレイの肖像』を読んでいたらのめり込んでしまって、一日で読了。ヘンリー卿、恐るべし。「「運命」は人と取引するとき、決して帳簿を閉じない」という言葉の意味をいまだはかり兼ねている。英文学の面白さを久々に実感したので、次はシェイクスピアを読もうかな、ソネットを勉強しているわけだし。そういえば毎年クリスマスの頃になるとディケンズの『クリスマス・カロル』を読もうとするのだけれど、読めない。今年は新訳の方にチャレンジしてみようか。



12日、金曜日。少しずつ精神的に上向きつつある。午後から保健センターで受診。意識的に努力して休んでください、と言われ、それもそうだな、と旅の予定を立てようと決心する。大学でボードレールの『感想私録』と丸山薫の『帆・ランプ・鴎』を借りて帰宅。暇つぶしにふらふら読んでいる。渋谷のリブロでRaoの『統計学とは何か』を立ち読みしていたらあまりに面白くて購入しそうになったが我慢。加藤周一が詩と科学について何やら書いた文章があるらしいのだけれど、整理中の本であるらしく、借りることができなかった。加藤周一大江健三郎、と大学に入りたての頃に読んでいた本をもう一度読み返しつつある。いろいろと整理する時期であるらしい。グレッグ・イーガンをすすめられたので、読んでみようと思っている。SFはまったく読んだことないのだけれど、読めるだろうか。やや不安であり、楽しみでもある。


BJORK - HYPERBALLAD