カシオペイヤ1996。
今日は日ごろ大したことしてないくせにゆっくり休むと決め込んで正午過ぎまで熟睡。
大学へ行って課題をこなしたかったのですが、さすがに祝日は開いていないということなので。。
っていうかパソコンの状況を訊いて早く返してくれと催促しないと。
しょうがないから池袋をプラプラ。
財布の中には2千円も入っていないためいつものように試聴機の前にひたすら佇む。
いや、居据わる。
あ、僕は死神ではないですよw(今『死神の精度』を読んでいるのです)
なるほど、お金があれば映画とショッピングに興じ、お金がないと音楽と読書に走るようです。
そうだったのかあ。
明日はたぶん大学でお勉強です。
学園祭とかやってるんでしょうけど関係なしなのであります。
死神の精度 / 伊坂幸太郎
いや、まだ途中なんですけど(短編が7つくらいの作品で、半分くらい読みました)、ここには言及しておかないと忘れてしまいそうなので。
以前、機会があって映画を観たのだが、そこでは、「天使は図書館に集まる」と描かれていた。なるほど、彼らは図書館なのか、と私は感心したものだった。私たちはCDショップだ。
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伊坂幸太郎 『死神の精度』
これって、ヴィム・ヴェンダースの『ベルリン・天使の詩』のことですよね。
やっぱり好みが似ていると気があうのです。
伊坂作品、面白いなあ。
死神の精度 / 伊坂幸太郎
いや、今まさに読んでいるんですけど。。
「前から訊きたかったんだが、恋愛とは何だ?」私は思い切って、その質問をぶつけることにした。「いつも分からないんだ」
萩原は半分立ち上がりかけていたのだが、その姿勢のまま、可笑しいことを訊きますね、と、また表情を崩した。「千葉さんも彼女がいるのに」
「萩原はどう考えているんだ?恋愛とは何だ」
「それが分かれば世話ないですよ」彼はそう返事をした。「でも、たとえば」とつづけた。「自分と相手が同じことを考えたり、同じことを口走ったりするのって、幸せじゃないですか」
「同じことを?」何だそれは。
「たとえば、同じものを食べた後で同じ感想を持ったり、好きな映画が一緒であったり、同じことで不愉快さを感じたり、そういうのって単純に、幸せですよね」
「幸せか?」
「大きく言ってしまえば、そういうのは全部、恋愛の範疇じゃないかって、僕は思うんですよ」と萩原は笑った。
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「恋愛で死神」(『死神の精度』より)伊坂幸太郎
「昔、観た映画にですね」と弁解するように、言った。
「映画?」
「こういう台詞があったんですよ。『誤りと嘘に大した違いはない。五時に来るといって来ないのはトリックだ。微妙な嘘というのは、ほとんど誤りに近い』って」
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「恋愛で死神」(『死神の精度』より)伊坂幸太郎
昔観た映画のっていうのはゴダールの『女と男のいる舗道』のようです。
結局、好きなんじゃん、ゴダールw