四つの切れ目のはじめの一つ

毎日を書き留めることは難しく適わないようだ。

生活があり、現実があり、神話があり、夢を見る。

薄暗い部屋の中で小さな灯りを点して本を読む。

悪魔の囁き、恋の導き。

寡黙に、最小限に、言葉を尽くすことに歯止め。

とりわけ華やかなものへの渇望を抑止することへ。

欲望から享楽へとよろめき歩くことへの憂いから嫉妬へ。

朝陽の中パンと紅茶を啜る日々へ。(ねがい)

扉を叩く音を確認する夜。(ドアノック)