LIFE

四つの切れ目のはじめの一つ

毎日を書き留めることは難しく適わないようだ。生活があり、現実があり、神話があり、夢を見る。薄暗い部屋の中で小さな灯りを点して本を読む。悪魔の囁き、恋の導き。寡黙に、最小限に、言葉を尽くすことに歯止め。とりわけ華やかなものへの渇望を抑止する…

コーヒーを飲もうよ

晴れた日の午前9時。どこまでいっても一人なんだなあ、と目の前にいる人と話しながら考える。だからどうだとかもう思わなくなってしまったけれど。つまらないことに夢中になっている彼女を横目に欠伸と背伸びを繰り返す。自宅の廊下から見える富士山の頂きを…

焦燥感

いろんなことに焦っているくせに、ひとつも答を出しきれない。

333ノテッペンカラトビウツレ

たばこ

薬を飲んで、眠って、起きて、ため息をついて、眠って、起きて、という繰り返しを続けていたらお腹がすいてきたから、少しだけ重たく感じられる玄関の扉のノブをしっかり握り、ぐわっと前方に押し開けて外にとび出ると、春のにおいをのせた風が鼻先をやさし…

帰っておいで。

久々に調子が上がらなくなってきたのでふらふらと文章を書き連ねてみようと思う*1。といっても実は何度か文章を書き連ねるという作業は繰り返しはしたのだけれど、このところ頭の中の思考回路がいつもと違う回路を構成しているので脈絡のない言葉を延々と連…

Good-bye(グッドバイ)

目覚まし時計の秒針にうながされて訪れた、朝。まだ着かぬ足元の、不確かで、やわらかな 地面を烈しく叩きつける雨音の強さに、おどろき、気づく。 高い密度で満たされた重い頭が細い首の上にひとつ。一人用のベッドの上で、ゆっくりと宙に持ち上がった。 続…

想起的、あるいは断片的

息を吸って、吐いて、煙草の煙が目に染みる。

レイン・バレル

今にも落下してきそうな灰色の重たい空に向けて真上にさした無色のビニル傘なんて、役には立たない。

おくりもの

朝八時、ピンポーンというチャイムの音とともに目が覚める。インターフォン越しに、はい、と返事をするが誰も出ない。父親が僕に送るといっていたものが来たのだろう、と検討をつけて玄関の扉を開けると、重たそうに両手で荷物を抱えたお兄さんが。 たっきゅ…

街中でつづいてく暮らし

勢いづいた雨のひとつぶひとつぶが水たまりに撥ねる瞬間をぼうっと見ながら吸う煙草はキャスターのロング。今年はよく雨が降る。文化村の前のドンキホーテの黄色い灯りが眩しい。外国人が雨宿りをするために狭い電話ボックスに二人で入ってふざけあっている…

Life is a little hard for me.

魔女の宅急便 いいよなー、この映画。「パーティーがあるんだ、ぜひ君に来て欲しいんだよ」って、言いたいなー。君に来て欲しいんだよ、って。海の見える小さな街で暮らしたい。

not nodding

誰かが一生懸命考えたこと悩んだことすごく知りたいから話ならいつまででも聴くし拙い頭でよかったら一緒に考えるし本だって論文だっていくらでも読むけれどいつまで経っても自分の考えてること気持ち感情その他もろもろあんなこととかこんなこと全然伝えら…

Rainydays always remind me of you.

連なる人の列に、降り続ける雨に、過ぎていく時間に、始まらない映画に、うまくいかないあらゆる物事に。こうしている間に新しいことは一つ一つ始まって、重たい荷物を捨ててしまえば随分軽くなるから捨てていく。雨の中傘をささなければ風邪をひいてしまう…

Your life is coming up to me!

ボスや先輩に「しばらく休暇を取ります」と宣言して新宿や渋谷や代官山や青山をてくてく歩いてみるのだけれど、行くところは決まってしまっていて、それでも平日の表参道を歩いてみたいなあと思い、歩いてみたりする。若い男の子や女の子が鮮やかなイルミネ…

coming up

あらゆる物ごとを悩むことをすっかりやめてしまった後は軽い足どりで駅まで急いだ。鞄の中にいつもしのばせていたシャープペンシルもボールペンも消しゴムも修正液もメモ帳もすべて昨日捨ててしまったから鞄の中はすっからかんで随分と軽い。いつも右手に持…

西郷山公園

ハル、ハル、春!

天気がよいので研究室に閉じこもっていないでおされして街に出ようと思うわけで、研究室で作業をするのはやめて大学から代官山まで歩いてみよう2008年春。春だなって感じほんと好き。目黒川沿いを歩いてみようか。あーあ、誰かと歩きたい。。なんだか調子が…

服を着て街へでよう

家の中から服とCDと本を失くしたら何にもない。中学生の思春期一直線の頃からファッション誌を読んでばかりだった僕ももういい歳だ。おしゃれなショップに行く度におしゃれなお兄さんを見て、あんなお兄さんになりたいなあと憧れていたころが懐かしい。あ…

ただ読むだけじゃだめ

大学生になってから読んだ本の数は数え切れない。つまらない本から面白い本まで家は本でいっぱいだ。机の上に並べてみたら、机に並べきらなかった。もっと読みたいという欲求は強いけれど、プロになるのならもう少し読み方を考えなければいけない。一冊一冊…

一年なんてあっという間

去年の今頃の手帖は真っ黒なのに今年の手帖は・・。一年を振り返ると、結局からまわりだったような気がする。

As usual

十日間くらいにあったことを書いていたら消えてしまった。あと、最近、というか今年に入ってあまりブログ読んでいなくてどうかしらと色々読んでいたのだけれど全部は読みきれなくて挫折してしまいました。あ、でも先日一度いくらか読んだような、と記憶がな…

はてなかばんの中身出しに挑戦!

僕も挑戦してみました。「もっと知りたいバトン」の代わりといってはなんですが。相変わらず見せ方が下手で凹む。まずは、かばん。かばんはOrobiancoのもの。防水性、機能性(横にケータイとか入れる小さなポケットがあったりする)ともに最高。高かったのだ…

凍てつくような、という陳腐な形容が許されないくらい冷え切った空気が身にしみて身体がぎゅんと萎んで縮まって点になってしまいそうになりながら漕ぐ自転車は家路へ向かう僕を乗せて走る。全て飲み込んでしまいそうだね漆黒の闇夜ふかい、ふかいのどれくら…

コトバなんてただの飾りじゃん、きみがいなけりゃ。ただ宙をただようだけ。

久々の会合。あれから五年も経つだなんて信じられないな。

遠くのほうがすこしだけぼやけてしまうのは仕方がないね。この先のことと今のことと過去のことと彼女のことと彼のことと僕のことと君のこと考えてはみるのだけれど気がついたらもうこんな時間。何か変わったのかな?正しいと思えるものは何もないよ。

私は他人と交わるとき、その人物と「なんとなく」という感覚に基づく相互の理解が得られるか否かを判断し、呼吸があわなかった場合には、おそらくは自分にとって本当に必要な人間ではないとして、徐々に遠ざけてしまうのがつねだった。ながくつきあっている…